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2007年6月 5日 (火)

「西和辞書と私」5月25日

ペルーのリマで僕が一番期待していたのは「西和辞書を手に入れられる事。」だった。

 

P1070454_1 グアテマラのシェラで「タカハウス」に宿泊したとき、そこに居た年配の旅行者がペルーでは西和辞書が何所でも手に入ると言っていたのだ。確かにペルーは日系の移民が多いしなかなか説得力のある意見だと思い、ペルーで一番の都会「リマ」に行ったら必ず辞書を買おうとグアテマラのシェラに居たときからだから、今年の一月から半年間ずっと思いを馳せてきたわけである・・・。

アマゾン熱帯地域のイキトスから久しぶりの飛行機移動でリマの空港に着いた。リマの空港は今まで見てきたアマゾン周辺のペルーの景色が幻でも見ていたのではないかと自分を疑ってしまいたくなるくらい美しく、ハイソサエティーで神々しく光って見えた。文明って素晴らしい、エスカレーターが在って、エレベーターが在って、アメリカ系のファーストフード店が24時間開いている・・・「ここならば西和辞書が売っていてもおかしくない。」そう感じさせてくれた。あまりに空港が綺麗だったので思わず空港で一泊してしまった。久しぶりに飲んだダンキンドーナツのコーヒーの美味しさに感動した。

翌朝、リマのダウンタウンまで向かう。途中で見る景色はいつものペルーに戻っていた。バラック小屋が並んで、少しまともな建物でも正面だけがまともで横はレンガが丸出しの状態。体裁だけが整えばよいと考える南米人の気質が良く現れていると思えた。空港だけが異常なほど綺麗なのもなんとなく伺える・・・。

ダウンタウンに着くとそこはやっぱり綺麗で観光客向けに、やはり体裁だけは整っていると感じた。それでも「西和辞書」は必ず在るはずだとホテルを足早に決めて早速、辞書を探しに行くことにした。

 先ずは、ガイドブックにも乗っている英語の本も買えるという本屋に向かった。スペイン語の辞書がいっぱい置いてあって、イタリア語から、英語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語と何でも揃っているように見えたが、肝心の日本語が無い!ショック!店員さんに聞いても無いとの事、「もし欲しかったら大使館に電話したら」と言われた・・・。そこまでしなくても手に入る筈だとまだこの時点では鷹を括っていた。

都合よく隣にはツーリストインフォがあったのでそこで他に西和辞書が売っていそうな本屋が無いのか聞いてみた。すると、本屋街があるのでそこにいけば見つかるかもとの事だった。最初に教えてもらった「通り」に行くとそこは印刷街だった。印刷屋が軒を連ねている。その数が半端じゃなく一角に20件ぐらいの印刷屋が集まっているのだ。日本でもこんなに印刷屋があるところを見たことが無い。またしばらく歩くと印刷屋が集まっていて、この周辺だけでも100件近くの印刷屋があるように思えた・・・。確かに凄い所を発見したがそこには辞書は無かった。その日、結局辞書を買うことは出来なかった。残念!

P1070443 翌日、別の本屋街に向かった、ここにも驚くほど本屋が並んでいて、空き地のような場所に本屋が20軒くらい軒を連ねている。道沿いにも本屋が並んでいる。しばらく歩くとまた本屋が5,6軒入った店がある。この通りには大小100件近い本屋が並んでいて、新品を売る店から、古本を扱うものまで。一軒一軒見て歩くと間違い無く日が暮れてしまうほどの本屋が並んでいたが、やるしかなかった・・・。

何十件も西和辞書が無いのかと聞きまわったが一向に見つからない。唯一あったのは1958年初版で1971年に重版された ものすごく歴史のあるものだけだった。その日も結局、辞書を買うことが出来なかったが、椎名 誠の「冒険にでよう」という本に出会った。結構面白い。

翌日、バスに乗ってミラ・フローレスまで向かった。ここには「SBS」スペシャル・ブック・サービスという本屋のイディオマつまり言語部門があってそこなら世界中の言語の本が手に入ると昨日教えてもらっていたのだ。ここなら必ず手に入ると喜んで店に向かった。店員に辞書があるかと聞くと想像もしないような答え・・・。「無い・・・。」「けど、日本語・英語の辞書なら在るよ・・・。」

「ここはスペイン語圏だろ!英語なんか誰も話せないくせして、何でそんなもんが置いてあるんだよ!」「英語が話せるようになってからでないと日本語話したらイケネーのかよ!」と腹立たしい気持ちでいっぱいだった。

日本語なんて世界に出てしまえばこんなものかと寂しく思えた。トヨタもソニーも日本の企業は世界中で見かけるのに、海外で日本語の辞書一個手に入れることが出来ないなんて・・・。

P1070560 今まで考えたこと無かったけど、日本語にはアルファベットが無い。だから、スペイン語圏や英語圏の人からすれば日本語に翻訳するための辞書が在ったとしても字が読めないから辞書の引きようが無いのも事実。「そんなもの必要ない!」と、言えばそうなのかもしれない。

僕も、たまたま「SBS」で見つけた英語・アラビア語の辞書(たぶん?辞書の題がアラビア語みたいなので書かれているのでそれがアラビア語であるのかどうかも確認できない。)ミミズのはったような文字を見ても何が書かれているのか解らない。だから、全く辞書が使えないのだということを実感した。

P1070561 旅の途中で、日本語の話せる外人に出会うことが少なからずあったが彼らは凄いのだ!辞書も使わずに言語を覚えていくのだから。

大学卒業するまでに8年間あまり・・・必死で英語の辞書を引いてきたが、それが、それほど意味の無いことに思えてきた。

とは、言いつつも、結局、歴史を感じさせるその辞書を購入してしまった。(大事に使お~っと。)

果たして語学を勉強するのに辞書は必要なのだろうか?

最近不思議に思っていることが一つある、「スパニッシュ・スクール」良く考えると何の学校なのかさっぱりわからない・・・。スペイン語が勉強したいはずなのになんで英語でスペイン語学校なの?

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5月3日 インカ・デル・バーニョ

5月3日 インカ・デル・バーニョP1060865

 クンベ・マヨに行った後。今回、カハマルカに来た最大の目的、温泉につかりに行くことにした。

 

海外の温泉は水着で入るのが一般的、そうでない場合は個室浴場を利用するようになっている。インカ・デル・バーニョは個室タイプなので「綺麗な景色を眺められそうな感じではないな・・・。」と出発以前から思っていたのであまり期待していなかった。

 カハマルカのセントロからコレクティーボ(ハイエースのバス)にのって1ソル(40円)20分で目的地まで到着する。

 

 目的地に到着してバスを降ろされたが何所に温泉施設があるのか解らない。想像していたよりも町の中に温泉があって。秘境温泉的な雰囲気は全く無い。

バスを降りた場所から30メートルほど歩くと比較的立派な茶色い屋根の建物が見えてくる。手前にはチケット売り場があってそこで入浴券を購入してから温泉施設の中に入る。ここの温泉施設はかなり本格的で宿泊用のバンガローやマサージルーム、リハビリー施設などもあった。個室の数も軽く50室はありそうなぐらい多い。個室にも幾つか種類がありそれぞれ施設や部屋の大きさが異なる。僕達は「インペリアル」という一番広い個室を利用することにした。一人5ソル(200円)。なかなかいい値段。

P1060857P1060854チケットには番号が書いてあって。その番号順に個室に案内される。浴室は利用するたびにお湯が抜かれ清掃されるので綺麗。

ただし、浴室にはシャワーがついていないので、桶を持参しなくてはならない。風呂桶を持ち歩くような旅人はあまり居ないと思うので、少し大きめのペットボトルを半分に切って使うとなかなか勝手がいい。

浴槽は一般的な海外の浴槽よりもチョット深めで80センチぐらいある。深めの浴槽が好きな日本人にはちょうどいい。お湯の温度も高め、水で温度を調節しながらいい塩梅に調節出来る。

P1060863浴室は広くて二人で入るには充分すぎるぐらいのスペース。外の景色は見えないけれど、裸では入れるのと、体が洗える事、周りを気にしなくてすむことを考えたら個室温泉は過ごしやすいしゆっくりできる。

何よりもここの温泉は綺麗なのがいい!海外の温泉ではその衛星状況があまり期待できない場合が多いなか、かなり整った施設なので久しぶりにたっぷりと湯に使って旅の疲れが充分にとれた。「極楽!極楽!」

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